秋の風物詩の一つに、畑に現れる、豆のにお積みがあります。
刈り取った莢つきの豆を畑に積み重ねて、秋風に一週間から二週間さらして自然乾燥させるにお積み。昔から風味を増し、本来の香りを残すと伝えられるにお積みは、機械の普及により、だんだんと減ってきました。畑作専攻班では、にお積みにこだわって生産しています。

同じ畑であっても毎年見せる顔が違います。
小麦、豆類、馬鈴しょ、緑肥を交互に栽培しています。
豆の収穫時期、秋になると畑には「にお」が現れます。
「にお」とは、収穫した豆を乾燥させる方法のひとつで、刈った豆を積み重ね自然乾燥させます。

「にお」を積む作業は布団の上げ下ろしを何百回もするような重労働。
十勝でも機械化が進み、畑から「にお」の姿は消えています。
それでも、畑作専攻班では「にお」にこだわっています。
「にお」積みした豆は美しく、風味が良いと、和菓子の製餡原料などに用いられています。
今後は加工品開発を行い、たくさんの人に豆の美味しさを伝えていきたい。
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